MERSの症状と予防法 なぜ韓国で流行しているのか その理由と原因は? [国際]
MERSが韓国で流行しはじめてから3週間が経ちます。
韓国ではここ数日の間で感染者が100人を超え、“MERS感染による隔離対象者”が毎日数百人単位で増加しています。
ついには6月11日現在、隔離対象者が3805人に達しました。
スポンサードリンク
日増しに勢いが強まっているMERS。
そもそもどんな病気なのでしょうか。
MERSの正式名称は『Middle East respiratory syndrome』
日本では、『中東呼吸器症候群』と名付けられており、名前の通り、アラビア半島を中心として中東地域で主に見られる病気です。
ラクダから発生する“MERSコロナウイルス”という菌が原因で、感染すると2~15日の潜伏期間を経たのち、重症の肺炎、下痢、腎障害などを引き起こします。
加えて高齢者を中心に、高熱、呼吸困難に陥ることもあり、最悪の場合死に至ることも。
致死率は2002年に流行した“SARS”のおよそ4倍で、40%~50%とされています。
まず、感染が拡大している地域へ足を運ばないことが確実です。
幸いにも現在日本ではMERSの感染者の確認はありません。
今のところは、特に予防に神経質になる必要はないと思われます。
しかし、万が一にもMERS感染者が近くにいた場合には対策が必要。
詳しい感染経路は現在調査中とのことですが、最低限ウイルスが呼吸器官に入り込まないようにするため、マスクの着用は必須です。
感染者との接触をできるだけ避け、手指の衛生を保つようにしましょう。
また、飲食物にも留意。
加熱不十分な肉や、きれいな水で洗浄されていない野菜、殺菌されていない水を用いた飲み物を口にいれないようにしましょう。
スポンサードリンク
医療機関の不備、韓国の気候など諸説あります。
中でも有力だと思われるのが、「韓国政府対応の不備」。
韓国での流行の発端となった、最初のMERS感染の患者。
なんとこの患者、5月11日から20日の10日間にわたって、医療機関を転々と訪れていたのです。
理由は、“症状の原因を聞くため”だったそうですが、その間に医療関係者、患者、病院に訪れている人を中心とした約30名にMERSが感染。
20日なってようやく、患者のMERS感染が発覚しました。
あまりの危機対応の遅さに、政府は各方面から大きな批判を浴びることになったのです。
これだけではありません。
6月3日のこと。
体調不良を訴えたある患者が診察を受けたところ、病院側からMERS感染の疑いが見あるとして保健当局に連絡しました。
ところが保健当局はこれを放置。
その後患者は4日間にわたって、およそ360人もの人と接触。
4日目になってようやくMERS感染が判明したのです。
次から次へと判明する、穴だらけの政府対応。
MERS拡大の原因がこれだけとも言えませんが、政府の対応の仕方によっては大きく異なる結果になっていたはずです。
政府側の手抜き対応が何かと目立つMERS騒動。
お隣日本に住んでいる私たちにとっては、楽観視できることでもありません。
今はまだ日本での感染者は確認されていませんが、いつ“1人目”が上陸するかも分かりません。
備えあれば憂いなし。
今からできる感染予防は、できるだけ行っておいた方が良いでしょう。
それでは今回はこんなところで。
スポンサードリンク
韓国ではここ数日の間で感染者が100人を超え、“MERS感染による隔離対象者”が毎日数百人単位で増加しています。
ついには6月11日現在、隔離対象者が3805人に達しました。
スポンサードリンク
そもそもMERSはどんな病気?症状は?
日増しに勢いが強まっているMERS。
そもそもどんな病気なのでしょうか。
MERSの正式名称は『Middle East respiratory syndrome』
日本では、『中東呼吸器症候群』と名付けられており、名前の通り、アラビア半島を中心として中東地域で主に見られる病気です。
ラクダから発生する“MERSコロナウイルス”という菌が原因で、感染すると2~15日の潜伏期間を経たのち、重症の肺炎、下痢、腎障害などを引き起こします。
加えて高齢者を中心に、高熱、呼吸困難に陥ることもあり、最悪の場合死に至ることも。
致死率は2002年に流行した“SARS”のおよそ4倍で、40%~50%とされています。
MERSの予防法は?
まず、感染が拡大している地域へ足を運ばないことが確実です。
幸いにも現在日本ではMERSの感染者の確認はありません。
今のところは、特に予防に神経質になる必要はないと思われます。
しかし、万が一にもMERS感染者が近くにいた場合には対策が必要。
詳しい感染経路は現在調査中とのことですが、最低限ウイルスが呼吸器官に入り込まないようにするため、マスクの着用は必須です。
感染者との接触をできるだけ避け、手指の衛生を保つようにしましょう。
また、飲食物にも留意。
加熱不十分な肉や、きれいな水で洗浄されていない野菜、殺菌されていない水を用いた飲み物を口にいれないようにしましょう。
スポンサードリンク
なぜ韓国で拡大しているのか
医療機関の不備、韓国の気候など諸説あります。
中でも有力だと思われるのが、「韓国政府対応の不備」。
韓国での流行の発端となった、最初のMERS感染の患者。
なんとこの患者、5月11日から20日の10日間にわたって、医療機関を転々と訪れていたのです。
理由は、“症状の原因を聞くため”だったそうですが、その間に医療関係者、患者、病院に訪れている人を中心とした約30名にMERSが感染。
20日なってようやく、患者のMERS感染が発覚しました。
あまりの危機対応の遅さに、政府は各方面から大きな批判を浴びることになったのです。
これだけではありません。
6月3日のこと。
体調不良を訴えたある患者が診察を受けたところ、病院側からMERS感染の疑いが見あるとして保健当局に連絡しました。
ところが保健当局はこれを放置。
その後患者は4日間にわたって、およそ360人もの人と接触。
4日目になってようやくMERS感染が判明したのです。
次から次へと判明する、穴だらけの政府対応。
MERS拡大の原因がこれだけとも言えませんが、政府の対応の仕方によっては大きく異なる結果になっていたはずです。
管理人の所感
政府側の手抜き対応が何かと目立つMERS騒動。
お隣日本に住んでいる私たちにとっては、楽観視できることでもありません。
今はまだ日本での感染者は確認されていませんが、いつ“1人目”が上陸するかも分かりません。
備えあれば憂いなし。
今からできる感染予防は、できるだけ行っておいた方が良いでしょう。
それでは今回はこんなところで。
スポンサードリンク
2015-06-11 17:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0