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【MERS速報】死者20人に パンデミックの危機、日本での感染者は? [国際]

MERS速報です。

韓国MERS感染者で、ついに20人目の死者が出ました。

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MERSとは



正式名称は『Middle East respiratory syndrome』

日本では、『中東呼吸器症候群』と名付けられており、アラビア半島を中心として中東地域で主に見られる病気です。

ラクダから発生する“MERSコロナウイルス”という菌が原因で、感染すると2~15日の潜伏期間を経たのち、重症の肺炎、下痢、腎障害などを引き起こします。

加えて高齢者を中心に、高熱、呼吸困難に陥ることもあり、最悪の場合死に至ることも。

致死率は2002年に流行した“SARS”のおよそ4倍で、40%~50%とされています。

現在の韓国政府統計によれば、致死率は10%前後

<MERS関連記事>
MERSは日本で発生するのか?厚生労働省が通知 感染を防ぐ予防策

MERSの症状と予防法 なぜ韓国で流行しているのか その理由と原因は?




ついに死者20人に達する



17日、「MERSに感染していた50代の女性が死亡した」と、韓国政府より発表されました。

これでMERSによる死亡者の数は20人に達しました。



感染者の数は、前日から8人増加し162人に。



また、ここにきて“隔離対象者急増”という報告がありました。

MERS感染の疑いのある隔離対象者は、前日から驚きの

922人増加



まさか1000人近くが一気に隔離対象者となってしまうとは。

本当に“パンデミック”が起こってもおかしくない話になってきています。


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パンデミックとは



感染症の世界流行のこと。

特に、死亡患者が極めて多い感染症に対して用いられます。

パンデミックの例には、ヨーロッパの“ペスト(黒死病)”“コレラ”、記憶に新しい“スペイン風邪”“鳥インフルエンザ”が挙げられます。



パンデミックには1~6までの“フェーズ(警戒段階)”があり、次のような基準でフェーズが区分されています。



フェーズ1 


 

ヒト感染のリスクは低い



フェーズ2


 

ヒト感染のリスクはより高い



フェーズ3


 

ヒト-ヒト感染は無いか、また極めて限定されている



フェーズ4


 

ヒト-ヒト感染が増加していることの証拠がある



フェーズ5


 

かなりの数のヒト-ヒト感染があることの証拠がある



フェーズ6


 

効率よく持続したヒト-ヒト感染が確立



特に“フェーズ6”のことを“パンデミック”と呼びます。



MERSは現時点で“フェーズ4”に認定されています。

このままのペースでMERSが広まっていくと、近いうちに“フェーズ5”の宣言がなされることでしょう。

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日本での感染者はまだ0。だが・・・



幸いなことに、日本でのMERS感染者は未だ0人

先日「日本人のMERS感染疑いによる隔離者がいる」との公表がありましたが、昨日16日の発表によれば、どうやらMERS感染はしていなかったようです。

日本政府が嘘をついているという可能性も否めませんが・・・



「日本国内でMERS感染者が出た」となれば、大規模な混乱に発展する可能性もあります。

それと同時に、日本政府に対する厳しい責任追及も待っています。

となれば日本政府とすれば、「MERS感染者がいたとしても“感染者0”の報告をせざるをえない」とも考えられます。



現在、MERSに対する韓国政府の対応について批判が続々と相次いでいます。

しかし今回のMERSの件に関していえば、“日本政府の対応はあまりにも遅い”といえます。



14日、MERS感染の被害が拡大している中、韓国では東方神起のライブが決行されました。

ライブ目的の日本人ファンが、平然と韓国へ渡っています。

どうして韓国への渡航規制がかからないのか。

どうして空港の検疫強化がなされていなかったのか。



MERSの潜伏期間は2~15日間。

たとえ感染していたとしても、最長で15日間はそれらしい症状がありません。

油断していれば、一瞬で広がってしまう可能性もあります。

平然と“フェーズ4”の地域へ渡り、平然と日本へ戻ってくる。

検疫強化はあるものの、それが未だにできてしまうことには違和感を抑えきれません。



現在は、日本人によるMERS感染者は0です。

しかし、MERSが日本に入ってくる可能性は0ではありません

どう考えても隙だらけ、穴だらけ。

念のため、今のうちから予防策を取っておいた方が良いのかもしれません。



MERS予防策についてはこちら↓
→MERSは日本で発生するのか?厚生労働省が通知 感染を防ぐ予防策 





管理人の所感



MERSの勢いは留まりません。

6月9日には「今週がMERS拡大の山場だ」と韓国政府から発表がありましたが、勢いはむしろ増している現状。

心の中で「韓国政府より日本政府の方がしっかりしているから安心だ」という気持ちがありましたが、今は少なくとも「安心だ」という思いは小さくなりました



パンデミック発令まで残された時間は、案外わずかなのかもしれません。



それでは今回はこの辺で。

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